インプラント治療の費用相場についてまとめてみました。
インプラント治療は、健康保険に適用されないので100%自費診療です。インプラント自体の原価も高額なため、インプラント治療は総じて安いとは言えません。
また、治療費は国ではなく各医院ごとに定められるので、医院によってまちまちです。
インプラント治療費の内訳は、「検査・診断の費用」+「手術の費用」で決まります。
「検査・診断」は手術前に必須のもので、検査内容によって異なりますが、概ね専門の機器や設備によって行われます(インプラント治療では特に、歯科用CTによるスキャンが必要になります)。
また、「手術の費用」は「インプラントの埋入手術にかかる費用+上部構造にかかる費用」の合計で表示されることが多いです。
インプラントはトラブルや治療によって歯が抜けた部分に、人口の歯を埋め込む治療法です。
入れ歯や差し歯などの設備と違い顎の骨としっかり結合することができるため、埋め込んだ歯が施術後に抜けることはありません。
施術費用は一本あたり20万から60万円程で、施術を受ける際は多額の資金を用意する必要があります。
しかしこの金額は費用相場であるため、実際に施術を行う際の費用は施術内容によって異なることが多いです。
現在インプラントに使われている被せ物には、いろいろなバリエーションが登場しています。
変色しにくく自然な見た目を維持できるジルコニアセラミッククラウン、自然な艶と色が人気のセラミッククラウンなどそれぞれの製品が持つ特徴もさまざまです。
インプラントの治療費用はクリニックのホームページで紹介されているので、治療を受ける予定の方はホームページをチェックして事前に施術費用を把握しておきましょう。
日本インプラントセンターでは、隔年で全国の歯科医院を対象に「インプラント費用の徹底調査」を実施しています。
全国362の歯科医院を対象にインプラント費用の調査を実施したところ、
2009年は全国平均310,000円 2011年は全国平均325,000円とのことでした。
患者さんによって症状が違うので治療内容も治療の難易度もことなってくるため、一概に上記金額がインプラント治療の平均費用だとはいえませんが、いちおうの目安にはなると思います。
インプラント治療を受ける際はその前に検査を行い、歯の状態を確認することで施術可能であるかどうかを調べます。
術前に行う検査や診断の費用は、1万5千円から5万円程です。
それに比べてブリッジ治療は、検査費用が2千円から4千円程とリーズナブルな価格になっています。
治療費用の総額も2万円から3万円程とインプラントより安く設定されているので、安いコストで人工歯を入れたい方にはブリッジがおすすめです。
しかしインプラントと違いブリッジは他の歯にかかる負担が大きく、人によってはストレスが溜まってしまう可能性があります。
普通の歯と同じように人工歯を使いたい場合は、多額の費用を消費してインプラント治療を受けるのが最適です。
メンテナンスの費用相場はインプラントが1万円程、ブリッジが3千円程となっています。
格安を押し出したクリニックでトラブルがあったこともあり、高いインプラント=信頼できるというイメージがあります。
しかし近年、技術の進歩にともなって、安いのに高機能なインプラント(HAインプラント/AQBインプラント等)も登場してきています。
インプラントは高すぎて手が出ない、という方は、そういったインプラントを扱っているクリニックを探してみてはいかがでしょうか。
差し歯や入れ歯、ブリッジといった選択もありますが、これらは健康な歯にもダメージを与えてしまいかねません。
満足の行く歯を手に入れるためにも、信頼できるドクターをじっくり見極めることが大切です。
インプラントは人工歯を埋め込む治療法であるため、施術後は普段と同じように食事や会話を楽しむことができます。
しかし比較的新しいタイプの治療法であるため、他の治療に比べて多くの資金が必要になります。
そこで役立つのがデンタルローンです。デンタルローンは歯科治療限定の立替払制度で、信販会社に治療費を立て替えてもらうことができるサービスになります。
それぞれの収入に合わせて支払いを行うことができるので、うまく活用すれば誰でも簡単にインプラント治療を受けることが可能です。
分割手数料も安く抑えられているので、ローンの利用によって費用負担が増えることはありません。また一般のローンとは違い、主婦や年金受給者の方でもデンタルローンを利用することは可能です。
治療費の負担に悩んでいる方は、デンタルローンを利用することでインプラントの治療費を安くしていきましょう。