ブリッジ
ブリッジという歯抜け治療のメリット・デメリットをまとめています。
ブリッジのメリット・デメリット
ブリッジは、歯が抜けてしまった部分の両側の歯を削って、被せ物で橋渡しをする歯抜け治療です。以下にそのメリット・デメリットをまとめてみます。
ブリッジのメリット
- 両隣の健康な歯と一体化して固定されるので、ガタつかず安定する。
- ものを噛み砕く力が天然の歯の約60%まで保たれる。
- 保険が適用される治療なので安い。
ブリッジのデメリット
- 痛みを感じやすい
- 両隣の健康な歯を削る必要がある。
- 両隣の健康な歯にかなりの負担がかかる。
- 抜けた歯の両隣にしっかりした健康な歯がない場合は治療出来ない。
- 保険適用のブリッジには、前から3番目の歯までにしか白い材料が使えないので、4番目以降の歯は金属になる。
- 歯周病などで歯ぐきが下がっている場合には、歯茎と歯の間に隙間ができてしまい見た目も悪く、発音がしにくくなる。
- 平均寿命は7~8年。
- 歯肉と義歯との間に食べかすなどがつまりやすい。
【コラム】ブリッジが痛い原因
健康な歯を削ることになるため、治療直後は炎症を起こしてしまうケースが少なくありません。また、両側の歯を削る際神経近くまで削ってしまうと、ブリッジの噛み合わせによっては痛みを感じる可能性も。
ブリッジをしてから時間が経過している場合は、歯茎や歯に何らかの炎症が起きていることも考えられます。
いずれにせよ、放置せずに担当医の診断を仰ぐとよいでしょう。
インプラントよりブリッジがおすすめな人
- 埋め込みなどの外科手術をしたくない
- 治療費を保険適用で安く抑えたい
- 元の歯に近い感じでしっかり噛めるようにしたい
- 面倒なメンテナンスをしたくない
- 長期にわたるを避けたい
インプラントの場合は外科手術が必要ですが、ブリッジの場合は抜歯した歯と両サイドの部分に差し込んでセットするため、埋め込み手術などが不要です。
ただし、両サイドの歯を削って取り付けるため、両サイドの健康な歯に負担をかけてしまいます。その結果、将来、歯が負荷で移動してズレたり、割れたりする恐れがあります。
ブリッジで使われる
素材とその特徴
ブリッジは治療で使われる素材によって、保険適用か自由診療に分かれます。保険適用内の治療であれば、素材や治療の費用を抑えることが可能です。
一方、審美性にこだわるなら自由診療の素材を検討するとよいです。見た目が自然なブリッジを作ることができます。では、次にブリッジの素材について見てみましょう。
保険適用のブリッジ
硬質レジン
白色のプラスチックなのでさほど目立たない ブリッジを作ることが可能です。
外から見える前歯の部分(正面の歯から奥に向かって5本目程度まで)には保険が適用され、素材の費用は1万円前後になります。
しかし、奥歯部分を硬質レジンする場合は保険適用外の自由診療となり、3~4万円程度かかることがあります。
銀パラジウム
銀歯の素材です。金属なので強度が高いブリッジを作ることができます。
しかし明らかに目立つので奥歯などで通常は見えない場所に使われることが多いです。保険適用で素材の費用は1万円前後です。
自由診療のブリッジ
メタルボンド
表面はセラミック加工されていて、透明感があるので自分の歯に近い見た目のブリッジが作れます。
中身は金属なので強度も高い丈夫なブリッジになります。素材での価格は1本8万円~10万円程度の相場です。
ジルコニア・オールセラミック
金属並みの強度を誇るジルコニアにセラミックを焼き付けする方法で作られるブリッジです。ジルコニアもセラミックも白色なので審美性が高い 自然な歯に見えます。
また、メタルフリーで金属アレルギーでも安心 して使うことができます。素材の価格は1本12万円程度になっています。
インプラントとブリッジとの違い
ブリッジは両隣の健康な歯を削らなくてはならず、結果的に健康な歯の寿命を縮めてしまう可能性があります。
その点、インプラントは他の健康な歯を痛めることがありませんし、抜けてなくなってしまった歯根を補うので、歯茎が痩せることもほとんどありません。
顎の骨に直接金属を埋め込む、という治療ですので抵抗を覚えることは仕方のないことでしょう。
しかし、一生満足にものが噛めない生活を続けることのマイナスの方が遥かに大きいと思います。インプラントは普及が進み、予後の経過に関しても実績が多くなってきています。抜けてしまった歯に悩んでいるなら、ぜひ1度専門医に相談してみることをおすすめします。
「どのインプラント歯科医院を選んでいいのかわからない…」そんな静岡市におすまいのあなたのために、
「対応できる治療範囲」「院長先生の所属学会の資格」「痛みが少ない」「体に負担が少ない」
の4つのポイントにこだわって、こだわりの強い静岡さん一家が調査してきてくれました。
静岡家4人中2人以上の票を獲得した3院はコチラ!
-
- 21.5 万円(税抜)/1本
- 対応できる
治療範囲 - 先生の所属
学会の資格 - 痛みが
少ない - 体に負担が
少ない
-
- 23 万円(税抜)/1本
- 対応できる
治療範囲 - 先生の所属
学会の資格 - 痛みが
少ない - 体に負担が
少ない
-
- 27 万円(税抜)/1本
- 対応できる
治療範囲 - 先生の所属
学会の資格 - 痛みが
少ない - 体に負担が
少ない
義歯をしっかり固定できるので、食事など日常生活が快適に送ることができたり、他の歯に負担をかけないなどのメリットを持つインプラント治療。
しかしインプラントに使われているチタン素材と粘膜との結合が強くないので、結合されてない箇所からの感染の可能性もあるんだよ。治療後のリスクや副作用は、必ずクリニックに確認しましょう。
参照元:日本口腔インプラント学会HP「よくある質問」http://www.shika-implant.org/qa.html#q7
インプラントの治療期間は、約4ヶ月程度。とはいえ、症状・治療法(1回法/2回法)・インプラント埋入手術の後に必要な治癒期間(下の顎では2-3カ月程度、上の顎では4-6カ月程度)によっても前後します。[※1]
また費用に関しては、全国の30~70代のインプラント治療者400名に対して実施したアンケート(2015年4月)によると10万~50万円の費用目安と地域やクリニックによって大きく異なります。[※2]
[※1]参照元:日本口腔インプラント学会HP「よくある質問」http://www.shika-implant.org/qa.html#q9
[※2]参照元:日本口腔インプラント学会「教えて、インプラント治療ってなに」http://min-implant.jp/beginner/data/